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男性不妊の原因にもなっているロバートソン転座とは?

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不妊治療をしている方で、妊娠はする
のだけれども、流産を繰り返してしまうという人はいませんか?

 

不妊症とは違って、
不育症と呼ばれることもありますよね。

 

流産を繰り返してしまうのには、様々な理由があり、
母親の体に問題があることもあれば、受精卵自体に問題があることもあります。

 

受精卵に問題があるという場合は、
ほとんどが染色体異常であると言われています。

 

何度も染色体異常を繰り返してしまい、
その結果、流産が何回も起きてしまうケースもあります。

 

その中に、
ロバートソン転座というものがあります。

 

ロバートソン転座…、聞いたことありますか?
実は、男性不妊(不育症)の原因にもなっているのです。

 

これは13番、14番、15番、
21番、22番の染色体に起こる転座です。

 

通常の染色体には、長腕と短腕がありますが、この5種類の
染色体は短腕は非常に短くみな同じ働きをし、長腕だけが重要な働きをしています。

 

そしてこれら5種類のうちの2本の染色体同士
がくっついて1本になってしまうのがロバートソン転座です。

 

13番と14番がくっついて1本になることが一番多く、
21番と22番の組み合わせも多くみられます。

 

流産が繰り返し起こるカップルのうち、
約3〜6%は、どちらかが染色体異常があると考えられています。

 

これがロバートソン転座と言われる、
染色体異常なのですが、これは遺伝するものなのです。

 

染色体の数に問題はないため、
障害が出たり、生きていくことに問題は生じません。

 

ですから、子作りをして、
詳しい検査をするまで知らないという人が多いのです。

 

受精の際は、母親、父親から一つずつ、
染色体を貰おうことになりますが、この時に異常が発生しやすくなります。

 

流産率は、60〜70%と言われており、
これが不育症の原因になっています。

 

そのまま出産までいったとしても、
ロバートソン転座を遺伝している可能性もあります。

 

なぜ、自分は何回も流産してしまうだろう?と理由も分からない
ままだと、不安になったり、自分を責めてしまうことがあると思います。

 

もし、理由がはっきりとわかったら、
少しは気持ちが落ち着くかもしれません。

 

気になる場合は、担当の先生にロバートソン転座
の可能性はないですか?ということを相談してみて下さい。

 


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