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未熟卵体外受精ってどんな方法なの?

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人工授精や体外受精を
する時には、卵子を採取しますよね。

 

その時、採卵する卵子は、

 

未熟卵子
成熟卵子

 

の2つがあるんです。

 

卵子は、成熟卵子になって
初めて受精できるようになります。

 

普通は、体外受精をするためには、成熟卵子を採取
してから、受精をさせてその後、分割した胚を胚移植します。

 

しかし、未熟卵子体外受精の場合は、
未熟卵子を採卵して、体外で培養して成熟させてから

 

受精をして、分割した胚を
胚移植するという方法なのです。

 

未熟卵体外受精は、
多嚢胞性卵巣の場合によく行われます。

 

また、通常は、排卵誘発剤を使用して、卵巣を刺激する
のですが、副作用があって卵巣が腫れる、腹水が溜まるということがあります。

 

しかし、未熟卵子体外受精の場合は、
そもそも排卵誘発剤を使わないので、副作用がないんです。

 

成熟卵子、未熟卵子とどちらが
いいのか?というのは私にはわかりませんが、

 

先生がその人に
合わせて選ぶ方法だと思います。

 

卵巣の過剰刺激によって卵巣過剰刺激症候群になる
リスクが減るので安心な方法であるのかな〜と思います。

 

ちなみに、
IVM(未熟卵体外成熟)とも呼ばれています。

 

成熟している卵と、
未成熟の卵の違いは、大きさですよね。

 

通常は18mm程度ですが、
未成熟卵は7〜10oなんです。

 

色々とメリットがある反面、
培養すれば全てが成熟卵子になるわけではない。

 

今のところ、通常の卵巣刺激法よりは、
妊娠率が低い。ということがデメリットです。

 

ですが、実際に未熟卵体外受精で
妊娠・出産した人もいますのので、あくまでも現段階でということです。

 

ちなみに、未熟卵から成熟卵への成熟率は約50%、
受精率は約80%、移植あたりの臨床的妊娠率は約15〜20%と言われています。

 

 


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